「中学に入る前に、どんな勉強をしておけばいいのだろう」
「英語や数学についていけるか心配」
「小学生のうちに何を準備すればいいのか分からない」
小学6年生の保護者にとって、中学入学前の勉強は気になるテーマです。
特に公立中学に進学する場合、中学受験のような特別な準備をしていない家庭も多いでしょう。
そのため、
「このままで中学の授業についていけるのか」
「入学前に何かやらせた方がいいのか」
と不安になることがあります。
この記事では、中学入学前にやっておきたい勉強と、家庭で整えておきたい生活習慣について解説します。
結論|中学入学前は「先取り」より「土台作り」が大切
中学入学前というと、英語や数学をどんどん先取りした方がいいように感じるかもしれません。
しかし、必ずしも難しい内容を先に進める必要はありません。
公立中学に進学する子にとって大切なのは、
- 小学校の基礎を固めること
- 毎日少し勉強する習慣を作ること
- 英語に苦手意識を持たないこと
- 算数のつまずきを残さないこと
- 生活リズムを整えること
です。
中学入学前は、無理な先取りよりも「中学で困らない土台」を作る時期と考えましょう。
中学入学前に大切な3つの準備
中学入学前の準備は、大きく分けると次の3つです。
- 英語の準備
- 数学につながる算数の復習
- 生活習慣の準備
この3つが整っていると、中学生活のスタートがかなり楽になります。
逆に、どれかが大きく崩れていると、入学後に苦労しやすくなります。
英語の準備|苦手意識を持たせないことが大切
英語は中学で差がつきやすい
中学に入ると、英語は本格的な教科になります。
小学校でも英語に触れる機会はありますが、中学では単語、文法、リスニング、読み書きなどがより具体的に求められます。
英語は一度苦手意識を持つと、
「読めない」
「書けない」
「何を言っているか分からない」
という状態になりやすい教科です。
そのため、中学入学前は英語を完璧に先取りするより、まず英語に慣れておくことが大切です。
中学入学前にやっておきたい英語
中学入学前の英語準備としては、次のような内容で十分です。
- アルファベットの大文字・小文字を書ける
- 簡単な英単語を読める
- ローマ字との違いを少し理解する
- 英語の音に慣れる
- 簡単なあいさつ表現を知る
例えば、
- hello
- good morning
- thank you
- I like soccer.
- I am Taro.
のような簡単な英文に触れておくだけでも、英語への抵抗感は減ります。
英単語を完璧に暗記させようとしすぎない
中学入学前に、単語を大量に覚えさせようとする必要はありません。
もちろん単語を知っているに越したことはありませんが、無理に詰め込むと英語嫌いになることがあります。
まずは、
「英語は怖くない」
「少し読める」
「聞いたことがある」
という感覚を持たせることが大切です。
英語が苦手な子ほど、最初は短時間で楽しく触れるくらいがちょうどよいでしょう。
数学の準備|小学校算数のつまずきを残さない
中学数学は小学校算数の延長にある
中学に入ると「数学」という名前になりますが、いきなり全く別の勉強になるわけではありません。
小学校の算数が土台になります。
特に次の内容は、中学数学につながりやすいです。
- 分数
- 小数
- 割合
- 速さ
- 図形
- 単位
- 文章題
このあたりに苦手があると、中学でつまずきやすくなります。
特に復習したいのは「割合」と「分数」
小学生が苦手になりやすく、中学以降にも影響しやすいのが割合と分数です。
割合は、文章題やグラフ、理科や社会の資料問題でも出てきます。
分数は、計算だけでなく方程式や比の考え方にもつながります。
中学入学前にすべてを完璧にする必要はありません。
ただ、
「どこが苦手なのか」
を一度確認しておくと安心です。
難しい問題より基本問題を確実にする
中学入学前の算数復習では、難問に挑戦する必要はありません。
むしろ基本問題を確実に解けることが大切です。
例えば、
- 分数のたし算・ひき算
- 小数のかけ算・わり算
- 割合の基本
- 速さ・時間・道のり
- 図形の面積
- 単位の変換
などです。
「難しい問題ができるか」よりも、「基本を忘れていないか」を確認しましょう。
国語の準備|読解力と語彙力が大切
中学準備というと英語や数学に目が行きがちですが、国語も大切です。
中学では、どの教科でも文章を読む力が必要になります。
数学の文章題、理科や社会の資料問題、英語の日本語説明なども、結局は文章を理解する力が関係します。
国語の準備としては、
- 本や文章を読む
- 分からない言葉を調べる
- 短い文章で感想を書く
- 問題文を最後まで読む
といったことが大切です。
読書が苦手な子は、長い本でなくても構いません。
興味のあるテーマの短い文章から始めるだけでも十分です。
生活習慣の準備|中学で一番差が出るのはここ
中学では生活リズムが大きく変わる
中学に入ると、生活リズムが変わります。
- 授業時間が長くなる
- 部活が始まる
- 宿題や提出物が増える
- 定期テストがある
- 朝の準備が忙しくなる
そのため、勉強だけでなく生活習慣の準備も大切です。
早寝早起きの習慣を整える
中学に入る前に、まず整えたいのが睡眠です。
夜遅くまでゲームやスマホをしていると、朝起きるのがつらくなります。
睡眠不足になると、授業中の集中力も落ちます。
中学入学前から、
- 寝る時間を決める
- 寝る前のスマホやゲームを減らす
- 朝決まった時間に起きる
という生活リズムを少しずつ作っておきましょう。
自分で準備する習慣を作る
中学生になると、親がすべてを確認するのは難しくなります。
小学生のうちから、
- 明日の持ち物を確認する
- 宿題を自分で把握する
- プリントを出す
- 時間割を見る
- 忘れ物を減らす
といった習慣を作っておくと安心です。
最初から全部任せる必要はありません。
親が見守りながら、少しずつ本人に任せていきましょう。
中学入学前にやらなくてもいいこと
難しい先取りを無理に進めること
中学内容をどんどん先取りする必要はありません。
子どもが興味を持っているならよいですが、嫌がっているのに無理に進めると、かえって勉強嫌いになることがあります。
先取りよりも、小学校の基礎固めを優先しましょう。
長時間の勉強を急に始めること
中学に向けて不安だからといって、いきなり毎日2時間勉強させる必要はありません。
勉強習慣がない子にとって、急な長時間学習は負担が大きいです。
まずは10分、15分からでも大丈夫です。
大切なのは、毎日少しでも続けることです。
親がすべて管理すること
中学入学前は、親が心配になって細かく管理したくなる時期です。
しかし、親がすべてを管理すると、子どもが自分で考える機会が減ってしまいます。
中学では、自分で判断する場面が増えます。
小学生のうちから少しずつ、自分で決める経験を積ませることも大切です。
家庭でできる中学準備の進め方
1. まず苦手を確認する
最初に、どこが苦手なのかを確認しましょう。
特に算数は、
- 分数
- 割合
- 速さ
- 図形
を見ておくと安心です。
すべてを一気にやる必要はありません。
まずは苦手が大きいところから始めましょう。
2. 1日10分の学習時間を作る
中学準備は、長時間やるより続けることが大切です。
例えば、
- 算数の復習を10分
- 英単語を5分
- 読書を10分
- 漢字を少し書く
くらいからで十分です。
短時間でも、毎日続けることで習慣になります。
3. ゲームやスマホのルールを整える
中学に入ると、ゲームやスマホの使い方で悩む家庭は増えます。
小学生のうちから、
- 宿題の後に使う
- 夜は何時まで
- 寝室に持ち込まない
- 課金は親に相談
などのルールを作っておくと安心です。
ゲームやスマホのルールについては、
「ゲームと勉強を両立させる方法」や「小学生のスマホ依存を防ぐ方法」でも詳しく解説しています。
4. 親子で中学生活について話す
中学に入る前に、親子で中学生活について話しておくことも大切です。
例えば、
- どんな部活に興味があるか
- 勉強で不安なことはあるか
- 友達関係で心配なことはあるか
- スマホの使い方をどうするか
などです。
親が一方的に不安を伝えるのではなく、子どもの気持ちを聞くことを意識しましょう。
まとめ
中学入学前にやるべき勉強は、難しい先取りではありません。
大切なのは、
- 英語に苦手意識を持たせない
- 算数の基礎を復習する
- 国語の読解力を育てる
- 毎日少し勉強する習慣を作る
- 生活リズムを整える
- 自分で準備する力をつける
ことです。
中学入学前にすべてを完璧にする必要はありません。
今できることを少しずつ整えていくことが、中学生活への安心につながります。
焦らず、お子さんの様子を見ながら、家庭に合った準備を進めていきましょう。