中学で勉強についていけない子の特徴|小学生のうちに親ができる準備

中学の勉強についていけるか不安を感じながら学習する小学生の様子

「中学に入ってから勉強についていけなくなったらどうしよう」

「小学校では何とかなっているけれど、中学で急に成績が落ちないか心配」

「今のうちに何をしておけばいいのか分からない」

小学5年生・小学6年生の子どもを持つ保護者にとって、中学の勉強についていけるかどうかは大きな不安の一つです。

小学校ではテストでそこそこ点が取れていた子でも、中学に入ると急に勉強が難しく感じることがあります。

中学では、授業のスピード、定期テスト、提出物、部活との両立など、小学校とは違うことが一気に増えます。

この記事では、中学で勉強についていけない子の特徴と、小学生のうちに家庭でできる準備について解説します。


目次

中学で勉強についていけなくなるのは珍しいことではない

中学に入ってから勉強でつまずく子は少なくありません。

小学校と中学校では、勉強の仕組みが大きく変わるからです。

小学校では、単元ごとにテストがあり、授業中に理解できていれば何とかなることも多いです。

しかし中学校では、

  • 授業の進み方が速い
  • 教科ごとに先生が変わる
  • 定期テストがある
  • 提出物が増える
  • 自分で勉強を管理する必要がある

という変化があります。

そのため、小学校の感覚のまま中学に入ると、思ったより大変に感じる子もいます。

中学入学前の全体的な準備については、「公立中学入学が不安な親へ」でも詳しく解説しています。


中学で勉強についていけない子の特徴

1. 小学校の基礎があいまいなままになっている

中学の勉強は、小学校の内容が土台になります。

特に算数は、中学数学に大きくつながります。

例えば、

  • 分数
  • 小数
  • 割合
  • 速さ
  • 図形
  • 単位
  • 文章題

このあたりが苦手なままだと、中学数学でつまずきやすくなります。

小学校では何となくできていたように見えても、実は理解があいまいなまま進んでいることがあります。

中学に入る前に、苦手な単元を一度確認しておくことが大切です。


2. 毎日勉強する習慣がない

中学では、授業を受けるだけでなく、家で復習したり、定期テストに向けて勉強したりする必要があります。

しかし、小学生のうちに家庭学習の習慣がないと、中学に入ってから急に勉強時間を作るのが難しくなります。

特に、

  • 宿題以外はほとんど勉強しない
  • テスト前だけ少しやる
  • 親に言われないと始めない
  • ゲームや動画を優先してしまう

という状態だと、中学で苦労しやすくなります。

毎日長時間勉強する必要はありません。

まずは10分でもよいので、机に向かう習慣を作ることが大切です。


3. 分からないところを放置する

中学の勉強は積み重ねが多いです。

特に英語と数学は、前に習った内容が分からないままだと、次の内容も分かりにくくなります。

例えば英語では、アルファベットや基本単語があいまいなまま進むと、英文を読む段階で苦労します。

数学では、分数や割合が苦手なままだと、方程式や文章題でつまずくことがあります。

「分からないけどまあいいか」

放置する習慣がある子は、中学で遅れが大きくなりやすいです。


4. ノートやプリントの管理が苦手

中学校では、プリント、ワーク、ノート、提出物が増えます。

勉強についていけない原因は、理解力だけではありません。

  • プリントをなくす
  • ワークを提出できない
  • ノートがぐちゃぐちゃ
  • テスト範囲が分からない
  • 宿題を忘れる

といった管理面の問題で困ることもあります。

中学では、提出物が成績に関わることもあります。

小学生のうちから、プリントを親に出す、明日の準備をする、宿題を確認する習慣を作っておくと安心です。


5. テスト勉強のやり方を知らない

中学校では定期テストが始まります。

しかし、小学生のうちは「テスト勉強」を本格的に経験していない子も多いです。

そのため中学に入ってから、

  • いつから勉強すればいいか分からない
  • 何を勉強すればいいか分からない
  • 教科が多くて手が回らない
  • ワークを終わらせるだけで精一杯
  • テスト前日に焦る

という状態になりやすいです。

中学入学前から完璧なテスト勉強をする必要はありません。

ただ、宿題や復習を少しずつ進める習慣は作っておきたいところです。


6. ゲームやスマホの時間が長すぎる

ゲームやスマホそのものが悪いわけではありません。

しかし、使用時間が長すぎると、勉強や睡眠に影響します。

中学生になると、友達との連絡、動画、オンラインゲームなどで、スマホやゲームの時間がさらに増えやすくなります。

小学生のうちから、

  • 宿題が終わってから使う
  • 夜は何時までにする
  • 寝室に持ち込まない
  • 課金は親に相談する

といったルールを作っておくことが大切です。

ゲームと勉強のルール作りについては、「ゲームと勉強を両立させる方法」でも詳しく解説しています。


7. 睡眠時間が足りていない

勉強についていけない原因として、睡眠不足も見逃せません。

夜遅くまでゲームや動画を見ていると、朝起きるのがつらくなります。

睡眠不足のまま学校に行くと、

  • 授業中に集中できない
  • 先生の話が頭に入らない
  • イライラしやすい
  • 宿題に取りかかれない

という状態になりやすくなります。

中学では部活が始まり、生活リズムがさらに忙しくなります。

小学生のうちから、早寝早起きの習慣を整えておくことが大切です。


中学でつまずきやすい教科

英語

英語は、中学で急に苦手意識が出やすい教科です。

小学校では楽しく英語に触れていた子でも、中学では単語を書いたり、文法を理解したり、テストで点数を取ったりする必要があります。

中学入学前は、難しい文法を先取りするより、

  • アルファベットを読める・書ける
  • 簡単な単語に触れる
  • 英語の音に慣れる
  • 英語に苦手意識を持たない

ことを意識しましょう。

英語の先取りについては、「小学生の英語先取りは必要?」でも詳しく解説しています。


数学

数学は、小学校算数の理解が大きく影響します。

特に、

  • 分数
  • 割合
  • 速さ
  • 図形
  • 文章題

が苦手な子は、中学数学でつまずきやすいです。

中学入学前は、難しい問題を解くより、小学校の基本を確認することが大切です。

中学入学前の勉強については、「中学入学前にやるべき勉強」でも詳しく解説しています。


国語

国語は、すべての教科の土台になります。

文章を読む力が弱いと、数学の文章題、理科や社会の資料問題、英語の説明文などでも苦労します。

国語の準備としては、

  • 短い文章を読む
  • 分からない言葉を調べる
  • 問題文を最後まで読む
  • 自分の考えを短く書く

ことが大切です。

読書が苦手な子は、長い本でなくても構いません。

興味のあるテーマの短い文章から始めても十分です。


小学生のうちに親ができる準備

1. まず苦手を責めずに確認する

子どもがどこでつまずいているのかを確認するとき、責める言い方は避けましょう。

「なんでこんなのも分からないの」

と言われると、子どもは勉強そのものを嫌がるようになります。

まずは、

「どこが難しい?」
「ここまでは分かる?」
「一緒に確認してみよう」

という声かけがおすすめです。


2. 1日10分の学習習慣を作る

中学に向けて、いきなり長時間勉強させる必要はありません。

まずは1日10分で大丈夫です。

例えば、

  • 計算問題を数問解く
  • 漢字を少し書く
  • 英単語を3つ見る
  • 教科書を音読する
  • 宿題の後に少し復習する

くらいから始めましょう。

大切なのは、短くても続けることです。


3. 宿題以外の復習を少しだけ入れる

小学生のうちは、宿題だけで終わってしまう家庭も多いです。

しかし中学では、宿題だけでなく復習も大切になります。

最初は、

  • 今日習ったところを見直す
  • 間違えた問題をもう一度解く
  • 明日の持ち物を確認する

くらいでも十分です。

勉強時間を増やすというより、「振り返る習慣」を作ることが目的です。


4. ゲーム・スマホのルールを見直す

中学入学前に、ゲームやスマホのルールを見直しておきましょう。

特に確認したいのは、

  • 勉強前に使っていないか
  • 夜遅くまで使っていないか
  • 寝室に持ち込んでいないか
  • ルールが親だけの一方的なものになっていないか

です。

ルールは親が一方的に決めるより、子どもと話し合って決めた方が守りやすくなります。


5. 中学生活について親子で話す

中学に入る前に、勉強だけでなく中学生活全体について話しておくことも大切です。

例えば、

  • どんな部活に興味があるか
  • 勉強で不安な教科はあるか
  • 友達関係で心配なことはあるか
  • スマホの使い方をどうするか
  • テスト前はどう過ごすか

などです。

親が一方的に不安を伝えるのではなく、子どもの気持ちを聞くことを意識しましょう。


親がやりすぎないことも大切

中学で勉強についていけるか心配になると、親は先回りしたくなります。

しかし、親がすべて管理してしまうと、子どもが自分で考える機会が減ってしまいます。

中学では、自分で判断する場面が増えます。

そのため、小学生のうちから少しずつ、

  • 自分で準備する
  • 自分で宿題を確認する
  • 分からないところを伝える
  • 困ったら相談する

経験を積ませることが大切です。

親は全部を管理するのではなく、子どもが困ったときに相談できる存在でいることを意識しましょう。


まとめ

中学で勉強についていけない子には、いくつかの共通点があります。

例えば、

  • 小学校の基礎があいまい
  • 毎日勉強する習慣がない
  • 分からないところを放置する
  • ノートやプリントの管理が苦手
  • テスト勉強のやり方を知らない
  • ゲームやスマホの時間が長い
  • 睡眠時間が足りていない

といった特徴です。

中学入学前にすべてを完璧にする必要はありません。

大切なのは、

  • 小学校の苦手を確認する
  • 1日10分でも勉強する習慣を作る
  • ゲームやスマホのルールを整える
  • 生活リズムを見直す
  • 困ったときに相談できる関係を作る

ことです。

中学で勉強についていけるか不安な場合は、まず今できる小さな準備から始めていきましょう。


よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次